⭓ meanswhile 2021 Spring / Summer Collection ⭓
meanswhileの春物新作が到着致しました。
今回のテーマは、2020秋冬コレクションに続き、”ERROR”。
衣服の構造を分解し、再構築していくことで浮き彫りになるフレキシブルな変形可能性や、それに呼応して生み出される機能性が今季もブランドらしさを感じさせます。
洋服を”身体に最も近い道具”として捉えるmeanswhileの今季の新作の入荷は続きます。
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3色の色糸で無地を表現したトリニティーシャンブレー生地を使用したスタンドカラーシャツです。
男女問わず永きに渡り愛されてきた永遠の定番素材、シャンブレー。
シャンブレーとは、「タテ糸に色糸・ヨコ糸に白糸(もしくはタテ糸とは別の色糸)」を使った平織り生地のことをいいます。シャンブレーの歴史は古く、フランス北部にある「カンブレー」という町が発祥の地といわれており、町の名前がそのまま生地の語源になっています。カンブレーでは、主に聖職者の衣類などに使われていたシャンブレーですが、20世紀初めにアメリカのミリタリー・ワークウェアとして使われ始めたことをきっかけに、軽くて丈夫で通気性も良いことから数多くの労働者を支え、世界中へ広がっていきました。
タテに2色、ヨコに1色、計3色の糸を使用して織ったこの生地は、ターゲットとする色を設定したのち、その色に含まれる要素を①Base(基礎となる色目)、②Hi-light(最も明るい要素)、③Noise(違和感のある雑味)の3要素に分解して抽出。
それぞれの要素を強調したあらたな色を作りそれを再度、織りで掛け合わせることで、単純な後染めでは決して出せない陰影や奥行きに富んだ無地の色目を作り出しています。
快適な服地としての糸質・番手・打ち込み本数のバランス、そして洗濯後の風合いやシワの入り方に至るまで様々な検証の末にたどり着いた黄金比によるシャツ地です。軋む様な硬さは無く洗いざらしでできるシワも柔らかい印象になります。
脇にはスラッシュポケットを採用。
脇の縫い目からポケット口にかけて、縫い目の中に極太番手の糸を仕込むことで物の出し入れを容易にしています。
脇線にマチ布を設けることでガゼットとしての役割も持たせました。
光の当たり方によって見え方が変わり、光沢感が生まれ、とても上品な風合いです。
一本の糸の色や織り方から拘り抜いた、meanswhileならではの一着です。